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当院では、お子さまにも自分の口のこと、治療のことを理解していただきたいと考えています。お子さまは好奇心旺盛ですので、分かりやすく噛み砕いてお話しすることで、どうすればむし歯にならないのか、どんな歯磨きが良いのかと疑問を持ってくれます。歯に興味を持ってもらうことが、大人になってむし歯にならないための第一歩です。
当院の小児歯科は、院長の母校でもある東京医科歯科大学小児歯科学教室を卒業した歯科医が担当しています。お子さまを専門に治療している、キャリア20年以上のベテラン女医です。お子さまのみならず、お子さまのお母さまからも「話しやすい」と喜ばれています。
お子さまによって治療を受けるときの反応はさまざまです。おとなしい子もいれば、暴れ出す子もいます。特に小さなお子さまは怖がることが多いので、当院では歯科医師・歯科衛生士が協力して恐怖心を取り除くように心がけています。
口の中を清掃するときには「はい、お口の中をシャワーするよー。お風呂のシャワーで泣かないよね?だから口の中も大丈夫!うん、偉いねー」といった風に、お子さまの気持ちになって柔らかく接してあげることが大切です。
お子さまがむし歯にならないために、当院ではお母さまに仕上げ磨きをするようアドバイスしています。例えば3歳のお子さまが歯磨きを習慣的にしていても、常によく磨けているとは限りません。小さな子が部屋の掃除を手伝ってくれたら「よくできたね」と褒めつつも、細かいところはお母様が仕上げをすると思います。歯磨きもそれと同じです。特に奥歯の中で最も大きい「6歳臼歯」の生え始めは臼歯に歯ブラシが届きにくいので、小学校低学年までは、お母さまが仕上げ磨きでサポートしてあげてください。
当院ではお子さまのむし歯を予防するためにフッ素塗布やシーラントを行っています。適切な歯磨き指導のほか、こうした歯科クリニックでの専門的なケアで、小さいうちから大切な歯を守っていきましょう。
フッ素とは、むし歯菌の働きを弱め、歯にカルシウムを吸収しやすくさせて丈夫にする化学物質です。乳歯は大人に比べて弱く、また、永久歯が生えてから数年間もむし歯になりやすいので気を付けてください。定期的にフッ素を塗布することで、むし歯予防効果が期待できます。
シーラントとは、歯ブラシが届きにくい歯の溝の部分にプラスチック樹脂を埋め込んで表面を滑らかにし、むし歯になりにくくする治療です。対象の目安は、乳歯から、生えて間もない永久歯にも行うことができます。